Pythonライブラリ(pypapero.py)リファレンスマニュアル

目次
使い方の概要
Paperoコマンド送信関数・レスポンス・イベント相互関係早見表
コマンド送信関数
レスポンス
イベント

使い方の概要:

1、pypaperoモジュールをインポートします。

import pypapero

※通信ログ出力について
 2016/06/15公開版以降のpypapero.pyでは、デフォルトでは通信ログを出力しない設定となっています。
 通信ログが必要な場合は、スクリプトの先頭で

from logging import basicConfig, DEBUG
basicConfig(level=DEBUG)

とします。

2、Paperoオブジェクトを生成します。

papero = pypapero.Papero(simulator_id, robot_name, ws_server_addr)

引数の意味は以下のとおりです。
 simulator_id:シミュレータID(文字列)→実機のPaPeRoを制御する場合は場合は””にします。
 robot_name:ロボット名(文字列)→””にすると、シミュレータ上のデフォルトのロボットを指定した事になります。
 ws_server_addr:WebSocketサーバアドレス(文字列)→””にすると、デフォルトのWebScketサーバを指定した事になります。実機のPaPeRoを制御する場合は、ここにPaPeRoのWebSocketサーバアドレスを指定します。

 Paperoオブジェクトの生成中に通信エラーが発生した場合、papero.errOccurredに0以外の値が入り、papero.errDetailにエラーの詳細を示す文字列が格納されます。

※get_params_from_commandline関数を用いる事により、上記 simulator_id, robot_name, ws_server_addr の値をコマンドライン引数から抽出する事ができます。
 使用例:

simulator_id, robot_name, ws_server_addr = pypapero.get_params_from_commandline(sys.argv)
papero = pypapero.Papero(simulator_id, robot_name, ws_server_addr)

3、paperoのメンバ関数を用いてPaPeRoを制御する為のコマンドを送信します。
 また、PaPeRoからのメッセージの受信を行い、受信メッセージの内容に応じた処理を行います。

 変数paperoにPaperoオブジェクトが入っていると仮定した場合、メッセージの受信は以下のようにして行います。

messages = papero.papero_robot_message_recv(recvWait)

 引数recvWaitには、タイムアウトの秒数を与えます。
 recvWait秒以内にメッセージが受信できない場合、戻り値(上の例ではmessages)はNoneとなります。
 受信中に通信エラーが発生した場合は、戻り値がNoneとなり、papero.errOccurredに0以外の値が入り、papero.errDetailにエラーの詳細を示す文字列が格納されます。
 messagesがNoneでない場合、messagesには受信メッセージの配列が格納されております。
 配列は、現在0番目の要素のみ有効です。
 メッセージは辞書形式となっており、messages[0][“Name”]でメッセージの名前を参照できます。
 名前以外に含まれる情報は、メッセージにより異なります。

※メッセージによっては、パラメータの値が”X,Y”の形式で格納される場合があります。
その場合、get_numstr_list_from_coord関数を用いる事により、XYそれぞれの値を取り出す事ができます。
例:

pos_str = “123,456”
pos = pypapero.get_numstr_list_from_coord(pos_str)
pos_x = int(pos[0])
pos_y = int(pos[1])

※モーターの動作コマンドmoveHeadの動作完了はmoveFinishイベントで、LED点灯動作コマンドturnLedOnの動作完了はearFinish、foreheadFinish、cheekFinish、mouthFinish 、chestFinishイベントで知る事ができます。
発話コマンド(startSpeech)については、完了時に送られるイベントがありませんので、発話が完了したかどうかを確認するにはgetSpeechStatusコマンドを使用する必要があります。

※時間を計測する必要がある場合、NTPによる自動時刻合わせの影響を回避する為、time.time()ではなくtime.monotonic()の使用を推奨します。

4、Paperoオブジェクトの使用を終了する時は、papero.papero_cleanup()を呼び出します。

Paperoコマンド送信関数・レスポンス・イベント相互関係早見表

コマンド意味送信関数レスポンス関連イベント
モーター関連
moveHead首振りを行うsend_move_headmoveHeadResmoveFinish
moveError
stopHead実行中の首振りを停止するsend_stop_headstopHeadRes
resetHead原点(正面位置)の補正を行うsend_reset_headresetHeadRes
getHeadStatus首振りの動作中/停止中の状態を取得するsend_get_head_statusgetHeadStatusRes
LED関連
turnLedOnLEDの点灯動作を行うsend_turn_led_onturnLedOnResearFinish
foreheadFinish
cheekFinish
mouthFinish

chestFinish
turnLedOffLEDを消灯させるsend_turn_led_offturnLedOffRes
setDefaultStatus輝度のデフォルト値を設定するsend_set_default_status_ledsetDefaultStatusRes
getDefaultStatus輝度のデフォルト値を取得するsend_get_default_status_ledgetDefaultStatusRes
getLedStatusLED点灯動作の実行中/停止中の状態を取得するsend_get_led_statusgetLedStatusRes
音声合成関連
startSpeech音声合成による発話を開始するsend_start_speechstartSpeechRes
pauseSpeech実行中の発話を一時停止するsend_pause_speechpauseSpeechRes
resumeSpeech一時停止させた発話を再開するsend_resume_speechresumeSpeechRes
stopSpeech実行中の発話を終了するsend_stop_speechstopSpeechRes
getSpeechStatus発話中/停止中の状態を取得するsend_get_speech_statusgetSpeechStatusRes
setDefaultStatus音量、発話速度などのデフォルト値を設定するsend_set_default_status_speechsetDefaultStatusRes
getDefaultStatus音量、発話速度などのデフォルト値を取得するsend_get_default_status_speechgetDefaultStatusRes
センサー関連
detectObjectIR
detectButton
detectHeadButton
detectStepOut
getSensorValueセンサー値を取得するsend_get_sensor_valuegetSensorValueRes
startAccSensor加速度センサによる計測を開始するsend_start_acc_sensorstartAccSensorResdetectAccYaw
stopAccSensor加速度センサによる計測を停止するsend_stop_acc_sensorstopAccSensorRes
setAccSensor加速度センサを設定するsend_set_acc_sensorsetAccSensorRes
getAccSensorState加速度センサの状態を取得するsend_get_acc_sensor_stategetAccSensorStateRes
setAccSensorThreshold加速度センサ閾値を設定するsend_set_acc_sensor_thresholdsetAccSensorThresholdRes
startLumSensor照度センサによる測定を開始するsend_start_lum_sensorstartLumSensorRes
stopLumSensor照度センサによるを測定を停止するsend_stop_lum_sensorstopLumSensorRes
getLumSensorValue照度センサの測定値を読み出すsend_get_lum_sensor_valuegetLumSensorValueRes
getLumSensorState照度センサの状態を取得するsend_get_lum_sensor_stategetLumSensorStateRes
cancelCommand未処理のコマンドをキャンセルするsend_cancel_commandcancelCommandRes
音声認識関連
startSpeechRecognition音声認識を開始するsend_start_speech_recognitionstartSpeechRecognitionResdetectPhrase
stopSpeechRecognition実行中の音声認識を終了するsend_stop_speech_recognitionstopSpeechRecognitionRes
getSpeechRecognitionStatus認識状態を取得するsend_get_speech_recognition_statusgetSpeechRecognitionStatusRes
readDictionary音声認識辞書ファイルを読み込むsend_read_dictionaryreadDictionaryRes
freeDictionary読み込んだ音声認識辞書を解放するsend_free_dictionaryfreeDictionaryRes
addSpeechRecognitionRule音声認識開始時に使用する認識ルールを登録するsend_add_speech_recognition_ruleaddSpeechRecognitionRuleRes
deleteSpeechRecognitionRule認識ルールを削除するsend_delete_speech_recognition_ruledeleteSpeechRecognitionRuleRes
カメラ関連
takePicture静止画を撮影するsend_take_picturetakePictureRescapturingError
deleteCaptureData静止画データを削除するsend_delete_capture_datadeleteCaptureDataRes
startCapturing画像キャプチャを開始するsend_start_capturingstartCapturingRes
stopCapturing画像キャプチャを終了するsend_stop_capturingstopCapturingRes
getCaptureData最新のキャプチャデータ(サイズ)を取得するsend_get_capture_datagetCaptureDataRes
setCameraStatusカメラプロパティを設定するsend_set_camera_statussetCameraStatusRes
getCameraStatusカメラプロパティを取得するsend_get_camera_statusgetCameraStatusRes
getOneShotCaptureDataワンショットキャプチャデータ取得send_get_one_shot_capture_datagetOneShotCaptureDataRes
顔検出関連
startFaceDetection顔検出を開始するsend_start_face_detectionstartFaceDetectionResdetectFace
undetectFace
stopFaceDetection実行中の顔検出を終了するsend_stop_face_detectionstopFaceDetectionRes
録音関連
startRecording録音を開始するsend_start_recordingstartRecordingRes
stopRecording録音を終了するsend_stop_recordingstopRecordingRes
deleteRecordingData録音ファイルを削除するsend_delete_recording_datadeleteRecordingDataRes
getRecordingStatus録音状態を取得するsend_get_recording_statusgetRecordingStatusRes
setDefaultStatus録音パラメータのデフォルト値を設定するsend_set_default_status_wavrecsetDefaultStatusRes
getDefaultStatus録音パラメータのデフォルト値を取得するsend_get_default_status_wavrecgetDefaultStatusRes
再生関連
startPlaying再生を開始するsend_start_playingstartPlayingRes
stopPlaying再生を終了するsend_stop_playingstopPlayingRes
deleteWaveData音声ファイルを削除するsend_delete_wave_datadeleteRecordingDataRes
getPlayingStatus再生状態を取得するsend_get_playing_statusgetPlayingStatusRes
setDefaultStatus再生パラメータのデフォルト値を設定するsend_set_default_status_wavplaysetDefaultStatusRes
getDefaultStatus再生パラメータのデフォルト値を取得するsend_get_default_status_wavplaygetDefaultStatusRes
汎用モーション関連
startMotion汎用モーションを開始するsend_start_motionstartPlayingRes
stopMotion汎用モーションを停止するsend_stop_motionstopMotionRes

コマンド送信関数

モーター関連

moveHead

送信関数呼び出し形式:
papero.send_move_head(vertical, horizontal, repeat, priority)

papero:Paperoオブジェクト
repeat:繰り返しの有無(True又はFalse)、省略時はFalse
vertical:縦移動パラメータ
horizontal:横移動パラメータ
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
首振り動作を行います。

縦移動パラメータと横移動パラメータは、”[位置指定][数値1][移動方法][数値2][加速度]”の書式の文字列をシーケンス数分リストに入れて指定します。
縦・横とも64シーケンスまで指定可能です。

位置指定R=相対角度指定、A=絶対角度指定
数値1絶対角度または相対角度(整数)
正の値は上方向(縦)/左方向(横)、負の値は下方向(縦)/右方向(横)。
移動方法S=速度指定、T=時間指定
数値2目標最高速度(速度指定時、deg/S 単位)、または動作時間(時間指定時、mS 単位)。
加速度L=低速

例:[“R120S15L”, “A60T200L”, …]

応答として、moveHeadResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

注意事項
推奨速度は 26~120 [deg/s]、推奨加速度は L となっていますので、推奨範囲外の速度・加速度の利 用に関しては利用者が個別に判断お願い致します。
推奨値以外を利用した際には騒音や脱調が発生する恐れがあります。

stopHead
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_head(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の首振りを停止します。

応答として、stopHeadResを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

resetHead
送信関数呼び出し形式:
papero.send_reset_head(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
原点(正面位置)の補正を行います。

応答として、resetHeadResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getHeadStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_head_status(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
首振りの動作中/停止中の状態を取得します。

応答として、getHeadStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(停止中)、または1(動作中)のい ずれか、縦(Vertical)及び横(Horizontal)に頭の位置情報を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

LED関連

turnLedOn
送信関数呼び出し形式:
papero.send_turn_led_on(part, pattern, repeat, priority)

papero:Paperoオブジェクト
part:”ear”、”forehead”、”cheek”、”mouth”、”chest”のいずれか
pattern:以下に説明する値
repeat:True、Falseのいずれか、省略時はFalse
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”
pattern:パラメータ

戻り値:メッセージID

説明
LEDの点灯動作を行います。

パラメータとしては、以下に示す書式の文字列と時間(デシ秒単位)をシーケンス数分リストに入れて指定します。
最大26シーケンスまで(リスト長としては52まで)指定可能です。

part=”ear”の場合のpattern

書式[左輝度][右輝度]
左輝度/右輝度W3=明るい、W2=標準、W1=暗い、W0=基本輝度に従う、N=消灯

例:[“W0W0”, “5”, “NN”, “5”, “W1W3”, “5”, …]

part=”forehead”の場合のpattern

書式R3=明るい赤、R2=標準赤、R1=暗い赤、R0=基本輝度赤、
G3=明るい緑、G2=標準緑、G1=暗い緑、G0=基本輝度緑、
Y3=明るい黄、Y2=標準黄、Y1=暗い黄、Y0=基本輝度黄、
N=消灯

例:[“R0”, “5”, “N”, “10”, “Y1”, “5”, …]

part=”cheek”の場合のpattern

書式[輝度1][輝度2][輝度3][輝度4][輝度5][輝度6][輝度7][輝度8][輝度9]
[輝度1]~[輝度9]R3=明るい、R2=標準、R1=暗い、R0=基本輝度赤、
G3=明るい、G2=標準、G1=暗い、G0=基本輝度緑、
Y3=明るい、Y2=標準、Y1=暗い、Y0=基本輝度黄、
N=消灯

例:[“NG0Y0Y0R1G2Y3Y1R2”, “5”, “Y0Y1NNR1Y1Y1NN”, “5”, “G1R2Y1Y3G2G1R1Y2Y3”, “5”, …]

part=”chest”の場合のpattern

意味組み合わせる文字列
赤色点灯“R”
赤色消灯
“”
緑色点灯“G”
緑色消灯“”
青色点灯“B”
青色消灯 “”
白色点灯“W”
白色消灯 “”
全消灯“N”
輝度明るい“3”
輝度標準“2”
輝度暗い“1”
基本輝度に従う“0”

例:[“R2”, “5”, “RGW0”, 5, “N”, “5”, …]

応答として、turnLedOnResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

turnLedOff
送信関数呼び出し形式:
papero.send_turn_led_off(part, priority)

papero:Paperoオブジェクト
part:(“ear”、”forehead”、”cheek”、”mouth”のいずれか)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
LEDを消灯させます。

応答として、turnLedOffResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_default_status_led(status, priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
輝度のデフォルト値を設定します。

応答として、setDefaultStatusResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_default_status_led(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
輝度のデフォルト値を取得します。

応答として、getDefaultStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)にデフォルトの輝度を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getLedStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_led_status(part, priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
LED点灯動作の実行中/停止中の状態を取得します。

応答として、getLedStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(停止中)、または1(実行中)のいずれかを格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

音声合成関連

startSpeech
送信関数呼び出し形式:
(pypapero.py Ver.1.00~)
papero.send_start_speech(text, language, speaker_id, pitch, speed, volume, pause, comma_pause, urgent, priority)

(pypapero.py ~2016/08/02公開版(β版))
papero.send_start_speech(text, priority)

papero:Paperoオブジェクト
text:読み上げ対象テキスト
language:言語(“0″(日本語)、”1″(英語)、”2″(中国語)のいずれか)、省略時はNone
speaker_id:話者ID(“3″(日本語:haruka、英語:julie)、”4″(中国語:hong)のいずれか)、省略時はNone
pitch:高程音(“50″~”200″、単位は%)、省略時はNone
speed:発話速度(“50″~”400″、単位は%)、省略時はNone
volume:発話音量(“0″~”500″、単位は%)、省略時はNone
pause:文章間ポーズ時間(“0″~”65535″、単位はms)、省略時はNone
comma_pause:カンマポーズ時間(“0″~”65535″、単位はms)、省略時はNone
urgent:音声のカテゴリ(“0″(通常音)、”1″(緊急音)のいずれか)、省略時はNone
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
音声合成による発話を開始します。
language、speaker_id、pitch、speed、volume、pause、comma_pauseを省略した場合又はNoneを与えた場合は、setDefaultStatusコマンド(送信関数はsend_set_default_status_speech)で設定された値が発話に使用されます。
urgentを省略した場合又はNoneを指定した場合は”0″(通常音)を指定した事になります。

応答として、startSpeechResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

pauseSpeech
送信関数呼び出し形式:
papero.send_pause_speech(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の発話を一時停止させます。

応答として、pauseSpeechResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

resumeSpeech
送信関数呼び出し形式:
papero.send_resume_speech(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
一時停止させた発話を再開させます。

応答として、resumeSpeechResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopSpeech
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_speech(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の発話を終了させます。

応答として、stopSpeechResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getSpeechStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_speech_status(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
発話中/停止中の状態を取得します。

応答として、getSpeechStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(停止中)、1(発話中)、2(一時停止中)のいずれかがを格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_default_status_speech(tempo, language, speaker_id, pitch, speed, volume, pause, comma_pause, priority)

papero:Paperoオブジェクト
language:言語(“0″(日本語)、”1″(英語)、”2″(中国語)のいずれか、省略時は”0”)
speaker_id:話者ID(“3″(日本語:haruka、英語:julie)、”4″(中国語:hong)のいずれか)
pitch:高程音(“50″~”200″、単位は%、省略時は”100”)
speed:発話速度(“50″~”400″、単位は%、省略時は”100”)
volume:発話音量(“0″~”500″、単位は%、省略時は”100”)
pause:文章間ポーズ時間(“0″~”65535″、単位はms、デフォルトは”800”)
comma_pause:カンマポーズ時間(“0″~”65535″、単位はms、デフォルトは”300”)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
音量、発話速度などのデフォルト値を設定します。

応答として、setDefaultStatusResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_default_status_speech(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
音量、発話速度などのデフォルト値を取得します。

応答として、getDefaultStatusResレスポンスを返信し、tempoにグローバルなテンポを格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

センサー関連

getSensorValue

送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_sensor_value(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
センサー値を取得します。

応答として、getSensorValueResレスポンスを返信し、IRに赤外線センサ自体の温度と素子の値①~④、位置情報をコンマ区切りで格納し、TEM・HYG・LUXに温度・湿度・照度の値を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

赤外線センサーはロボットから見て以下のように配置されております。

センサ素子の測定データと温度は以下のような関係となっています。

内蔵温度センサの測定データ[Dicimal]温度[℃]
1779260
||
25626.75 + 0.5
||
6426.75 + 0.125
026.75
-6426.75 – 0.125
||
-25626.75 ? 0.5
||
-18048-10

例1:内蔵温度 26.75℃、左で反応した場合、getSensorValueResレスポンスのIRの値は”0, -31, 32767, 32, -2294, Left”となります。
例2:内蔵温度-10.00℃、中央で反応した場合、IRの値は”-18048, 2294, -16514, 16514, -2294, Center”となります。
例3:内蔵温度 30.00℃、不在の場合、IRの値は”1664, -31, -63, -16, 0, Lost”となります。

startAccSensor
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_acc_sensor(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
加速度センサによる計測を開始します。

応答として、startAccSensorResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopAccSensor
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_acc_sensor(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
加速度センサによる計測を停止します。

応答として、stopAccSensorResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setAccSensor
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_acc_sensor(mem_size, full_scale, data_rate, priority)

papero:Paperoオブジェクト
mem_size:Queバッファメモリサイズ(1000~1200)
full_scale:0:±2g , 1:±4g , 2:±8g , 3:±16g
data_rate:2:10Hz、3:25Hz、4:50Hz、5:100Hz、9:1344Hz
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
加速度センサの設定を行います。各引数の詳細は以下のとおりです。

mem_sizeQueue バッファメモリデータサイズ(格納する X,Y,Z 軸加速度計測値を1 セットとする取得回数)を指定する。
X,Y,Z 軸加速度計測値は、加速度計センサが DataRate(10~100 Hz)で指定する計測レートでデバイス内の FIFO に格納し、コンポーネントは200 ミリ秒間隔で FIFO からの取り出しを実行する。
例として、30 秒間の場合の X,Y,Z 軸加速度計測値のサイズ指定は、3000(=30÷0.01)となる。
・最小(Min)設定値は、10 秒間で、X,Y,Z 軸加速度計測値のサイズ指定は、1000(=10÷0.01)とする。
・最大(Max) 設定値は、120 秒間で、X,Y,Z 軸加速度計測値のサイズ指定は、12000(=120÷0.01)とする。
full_scale加速度設定(0:±2g , 1:±4g , 2:±8g , 3:±16g)
data_rate周期設定 100Hz の場合、10ms に 1 回加速度データを FIFO に格納する。
2 : HR / Normal / Low-power mode (10 Hz)
3 : HR / Normal / Low-power mode (25 Hz)
4 : HR / Normal / Low-power mode (50 Hz)
5 : HR / Normal / Low-power mode (100 Hz)
9 : HR / Normal (1.344 kHz)

応答として、setAccSensorResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getAccSensorState
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_acc_sensor_state(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
加速度センサの状態を取得します。

応答として、getAccSensorStateResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(停止中)又は1(動作中)のいずれかを格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

AccSensorThreshold
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_acc_sensor_threshold(det_value, los_value, frequency, arg_time, priority)

papero:Paperoオブジェクト
det_value:揺れ開始閾値
los_value:揺れ終了閾値
frequency:揺れ開始閾値を超える回数
arg_time:揺れ終了閾値が連続して閾値を下回る期間
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
加速度センサ閾値を設定します。

各引の詳細は以下のとおりです。

det_value揺れ開始閾値(mg : ミリジー)
XYZ 軸加速度閾値 √(X^2 + Y^2 + Z^2)
最小値 : 1
最大値 : 41569 (XYZ 軸全計測値 Max 24000mg の場合)
Default : 1100
los_value揺れ終了閾値(mg : ミリジー)
XYZ 軸加速度閾値 √(X^2 + Y^2 + Z^2)
最小値 : 1
最大値 : 41569 (XYZ 軸全計測値 Max 24000mg の場合)
Default : 1030
frequency揺れ開始閾値を超える回数(回)
最小値 : 1
最大値 : 65535
Default : 10
arg_time揺れ終了閾値が連続して閾値を下回る期間(秒)
最小値 : 1
最大値 : 65535 (約 18 時間)
Default : 3

応答として、setAccSensorThresholdResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

startLumSensor
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_lum_sensor(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
照度センサによる計測を開始します。

応答として、startLumSensorResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopLumSensor
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_lum_sensor(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
照度センサによる計測を停止します。

応答として、stopLumSensorResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getLumSensorValue
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_lum_sensor_value(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
照度センサの測定値を読み出します。

応答として、getLumSensorValueResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に照度データ値を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getLumSensorState
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_lum_sensor_state(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
照度センサの状態を取得します。

応答として、getLumSensorStateResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(停止中)又は1(動作中)のいずれかを格納します。

cancelCommand
送信関数呼び出し形式:
papero.send_cancel_command(priority, target_id)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
未処理のコマンドをキャンセルします。

応答として、cancelCommandResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

音声認識関連

startSpeechRecognition
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_speech_recognition(priority)

戻り値:メッセージID

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

説明
音声認識を開始します。

応答として、startSpeechRecognitionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopSpeechRecognition
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_speech_recognition(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の音声認識を停止します。

応答として、stopSpeechRecognitionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopSpeechRecognition
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_speech_recognition(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の音声認識を停止します。

応答として、stopSpeechRecognitionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getSpeechRecognitionStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_speech_recognition_status(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
認識状態を取得します。

応答として、getSpeechRecognitionStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(認識をしていない状態)、1(認識をを開始し発話を待っている状態)、2(発話を検知し認識動作中)のいずれかを格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

readDictionary
送信関数呼び出し形式:
papero.send_read_dictionary(mrg_file_name, priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”
mrg_file_name:辞書ファイルパス名

戻り値:メッセージID

説明
音声認識辞書ファイルを読み込みます。

応答として、readDictionaryResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

freeDictionary
送信関数呼び出し形式:
papero.send_free_dictionary(mrg_file_name, priority)

papero:Paperoオブジェクト
mrg_file_name:辞書ファイルパス名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
読み込んだ音声認識辞書を解放します。

応答として、freeDictionaryResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

addSpeechRecognitionRule
送信関数呼び出し形式:
papero.send_add_speech_recognition_rule(rule_name, priority)

papero:Paperoオブジェクト
rule_name:ルール名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
音声認識開始時に使用する認識ルールを登録します。

応答として、addSpeechRecognitionRuleResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

deleteSpeechRecognitionRule
送信関数呼び出し形式:
papero.send_delete_speech_recognition_rule(rule_name, priority)

papero:Paperoオブジェクト
rule_name:ルール名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)

戻り値:メッセージID

説明
認識ルールを削除させます。

応答として、deleteSpeechRecognitionRuleResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

カメラ関連

takePicture
送信関数呼び出し形式:
papero.send_take_picture(format, filename, camera, priority)
papero:Paperoオブジェクト
format:”RGB”/”JPEG”
filename:ファイル名、省略可
camera:”VGA”/”SXGA”、省略可
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
静止画を撮影します。

応答として、takePictureResレスポンスを返信し、CaptureDataSizeに出力したバイト数を、Filenameに出力したファイル名(フルパス)を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

deleteCaptureData
送信関数呼び出し形式:
papero.send_delete_capture_data(filename, priority)

filename:ファイル名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
指定の静止画を削除します。

応答として、deleteCaptureDataResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

startCapturing
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_capturing(share_mem_id, share_mem_size, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
share_mem_id:共有メモリID(指定しない場合はNone)
share_mem_size:共有メモリサイズ
camera:”VGA”/”SXGA”(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
画像キャプチャを開始します。

応答として、startCapturingResレスポンスが返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopCapturing
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_capturing(share_mem_id, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
share_mem_id:共有メモリID(指定しない場合はNone)
camera:”VGA”/”SXGA”(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
画像キャプチャを終了します。

応答として、stopCapturingResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getCaptureData
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_capture_data(share_mem_id, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
share_mem_id:共有メモリID(指定しない場合はNone)
camera:”VGA”/”SXGA”(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
最新のキャプチャデータ(サイズ)を取得します。

応答として、getCaptureDataResレスポンスを返信し、CaptureDataSizeにキャプチャデータのサイズ(バイト)を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setCameraStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_camera_status(self, brightness, contrast, hue, saturation, sharpness, gamma, white_balance, auto_white_balance, iris, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
brightness:明るさ、省略可
contrast:コントラスト、省略可
hue:色相、色合い、省略可
saturation:彩度、鮮やかさ、省略可
sharpness:シャープネス、鮮明度、省略可
gamma:ガンマ補正、省略可
white_balance:ホワイトバランス、省略可
auto_white_balance:自動ホワイトバランス、省略可
iris:虹彩、省略可
camera:”VGA”/”SXGA”、省略可
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
カメラプロパティを設定します。

引数項目名意味最小値最大値Default
brightnessBrightness明るさ0255128
contrastContrastコントラスト03116
hueHue色相、色合い-1801800
saturationSaturation彩度、鮮やかさ03116
sharpnessSharpnessシャープネス、鮮明度0151/0
gammaGammaガンマ補正012764
white_balanceWhiteBalanceホワイトバランス0255128
auto_white_balanceAutoWhiteBalance自動ホワイトバランス
0=無効 1=有効
011
irisIris虹彩1/1060/60030/300
cameraCamera(指定なし):既存と同じVGAカメラのデータを設定する
“VGA”:VGAカメラのデータを設定する
“SXGA”:SXGA カメラのデータを設定する

省略したパラメータについては変更されません。

応答として、setCameraStatusResレスポンスを返信します。その際、変更されたパラメータの設定前の値を共通レスポンスに追加します。追加する項目名は、上記の表の項目名となります。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getCameraStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_camera_status(object, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
object:取得するプロパティ名(Noneを指定すると全取得となる)
camera:”VGA”/”SXGA”(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
カメラプロパティを取得します。

応答として、getCameraStatusResレスポンスを返信します。その際、指定された項目を共通レスポンスに追加します。追加する項目名は、setCameraStatusの説明の表の項目名となります。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getOneShotCaptureData
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_one_shot_capture_data(share_mem_id, share_mem_size, camera, priority)

papero:Paperoオブジェクト
share_mem_id:共有メモリID
share_mem_size:共有メモリサイズ
camera:”VGA”/”SXGA”(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
画像キャプチャを開始、データ取得、停止を 1 つのコマンドで実行します。

応答として、getOneShotCaptureDataResレスポンスを返信し、CaptureDataSizeにキャプチャデータのサイズ(バイト)を格納します。

顔検出関連

startFaceDetection
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_face_detection(min_eye_distance, priority)

papero:Paperoオブジェクト
min_eye_distance:最小目間距離(指定しない場合はNone)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
顔検出を開始します。

応答として、startFaceDetectionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopFaceDetection
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_face_detection(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の顔検出を停止します。

応答として、stopFaceDetectionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

録音関連

startRecording
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_recording(filename, bitlength, bitrate, channel, recordingtime, priority)

papero:Paperoオブジェクト
filename:ファイル名、省略時はデフォルト
bitrate:ビットレート、省略はデフォルト
channel:チャネル、”Monaural”又は”Stereo”のいずれか、省略時はデフォルト
recordingtime:録音時間(秒)、省略時はデフォルト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
録音を開始します。

応答として、startRecordingResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopRecording
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_recording(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
実行中の録音を停止します。

応答として、stopRecordingResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

deleteRecordingData
送信関数呼び出し形式:
papero.send_delete_recording_data(filename, priority)

papero:Paperoオブジェクト
filename:ファイル名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
指定された録音データを削除します。

応答として、deleteRecordingDataResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getRecordingStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_recording_status(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
録音状態を取得します。

応答として、getRecordingStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(アイドル)又は1(録音中)を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_default_status_wavrec(bitrate, channel, bitlength, recordingtime, priority)

papero:Paperoオブジェクト
bitrate:ビットレート、省略可、起動時のデフォルトは256000(16bit*16kHz)
channel:チャネル数(“Monaural”又は”Stereo”)、省略可、起動時のデフォルト値は”Monaural”
bitlength:ビット長、省略可、起動時のデフォルト値は16
recordingtime:録音時間(秒)、省略可、起動時のデフォルト値は10
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
録音パラメータのデフォルト値を設定します。

応答として、setDefaultStatusResレスポンスを返信し、変更されたパラメータの設定前の値を共通レスポンスに追加します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getGetDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_default_status_wavrec(object, priority)

papero:Paperoオブジェクト
object:取得する項目名(“Bitrate”、”Channel”、”BitLength”、”RecordingTime”のいずれか)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
録音パラメータのデフォルト値を取得します。

応答として、getDefaultStatusResレスポンスを返信します。その際、指定された項目を共通レスポンスに追加します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

再生関連

startPlaying
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_playing(filename, volume, category, priority)

papero:Paperoオブジェクト
filename:ファイル名
volume:ボリューム(1~10)、省略時はデフォルト
category:1(通常時)又は2(緊急時)、省略時は1
recordingtime:録音時間(秒)、省略時はデフォルト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
再生を開始します。
ファイル名は、ディレクトリ付きで指定します(“tmp.wav”を再生する場合、filenameには”/tmp/tmp.wav”を指定します)。
categoryに1を指定した場合は指定音量で、2を指定した場合は最大音量で再生します。

応答として、startPlayingResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopPlaying
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_playing(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
再生を終了します。

応答として、stopPlayingResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getPlayingStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_playing_status(priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
再生状態を取得します。

応答として、getPlayingStatusResレスポンスを返信し、戻り値(Return)に0(アイドル)又は1(録音中)を格納します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

deleteWaveData
送信関数呼び出し形式:
papero.send_delete_wave_data(filename, priority)

papero:Paperoオブジェクト
filename:ファイル名
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
指定された音声ファイルを削除します。
ファイル名は、ディレクトリ付きで指定します(“tmp.wav”を再生する場合、filenameには”/tmp/tmp.wav”を指定します)。

応答として、deleteWaveDataResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

setDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_set_default_status_wavplay(volume, priority)

papero:Paperoオブジェクト
volume:ボリューム(1~10)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
再生パラメータのデフォルト値を設定します。

応答として、setDefaultStatusResレスポンスを返信し、変更されたパラメータの設定前の値を共通レスポンスに追加します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

getGetDefaultStatus
送信関数呼び出し形式:
papero.send_get_default_status_wavplay(object, priority)

papero:Paperoオブジェクト
object:取得する項目名(“Volume”)
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
録音パラメータのデフォルト値を取得します。

応答として、getDefaultStatusResレスポンスを返信します。その際、指定された項目を共通レスポンスに追加します。

エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

汎用モーション関連

startMotion
送信関数呼び出し形式:
papero.send_start_motion(self, motion_id, sound, text, priority)

papero:Paperoオブジェクト
motion_id:モーションID(1~19)
sound:”None”、”Japanese”、”Plan”のいずれか、省略時は”None”となる。
text:sound=”Japanese”の場合は発話テキスト、sound=”Play”の場合はwavファイル名、sound=”None”の場合は省略可
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

汎用モーション一覧

モーションID名前動作LED点灯
1Front正面を向くなし
2Right右を向くなし
3Left左を向くなし
4Up上を向くなし
5Down下を向くなし
6RightUp右上を向くなし
7RightDown右下を向くなし
8LeftUp左上を向くなし
9LeftDown左下を向くなし
10General1上下左右をアトランダムにアトランダムに
11Start1上を向くなし
12Nod1うなづくあり
13Nod2うなづく(2 回)あり
14Time1斜め(右上→左下)なし
15Time2斜め(左上→右下)なし
16Time3大きく斜め(左上→右下)なし
17No1横に振る(右→左)なし
18No2横に振る(左→右)なし
19Inspire1上下に細かく動くあり

説明
指定した汎用モーションを開始します。

応答として、startMotionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

stopMotion
送信関数呼び出し形式:
papero.send_stop_motion(self, priority)

papero:Paperoオブジェクト
priority:優先度(“higher”又は”normal”)、省略時は”normal”

戻り値:メッセージID

説明
動作中の汎用モーションを停止します。

応答として、stopMotionResレスポンスを返信します。
エラーの場合は、戻り値(ret)に負の値を格納します。

レスポンス

共通項目

項目名
Nameレスポンス名称を指定するための文字列。レスポンス毎に異なる。
Type“Response”
Destination“Script”
Source“MotorController”(モーター関連)、”LEDController”(LED関連)、”SpeechSynthesizer”(音声合成関連)、”SensorController”(センサー関連)、”SpeechRecognizer”(音声認識関連)、”CameraController”(カメラ関連)、”FaceDetection”(顔検出関連)のいずれか
Timeレスポンスの送信時刻を示す文字列。
フォーマットは YYYY-MM-DD hh:mm:ssとし、タイムゾーンは端末に従う。
例) Time=2012-03-05 13:00:00
MessageIDPaPeRoが生成するメッセージID
OrgMessageID対応するコマンドに含まれていたメッセージID
Return戻り値(0)
retエラー時の戻り値(負の値)(正常時は、この項目は省略される)

モーター関連

moveHeadRes

項目名
Name“moveHeadRes”
Return0

stopHeadRes

項目名
Name“stopHeadRes”
Return0

resetHeadRes

項目名
Name“resetHeadRes”
Return0

getHeadStatusRes

項目名
Name“getHeadStatusRes”
Return0(停止中)又は1(動作中)
Vertical位置情報(縦)
Horizontal位置情報(横)

LED関連

turnLedOnRes

項目名
Name“turnLedOnRes”
Return0

turnLedOffRes

項目名
Name“turnLedOffRes”
Return0

setDefaultStatusRes

項目名
Name“setDefaultStatusRes”
Return0

getDefaultStatusRes

項目名
Name“getDefaultStatusRes”
Return輝度のデフォルト値

getLedStatusRes

項目名
Name“getLedStatusRes”
Return0(停止中)又は1(動作中)

音声合成関連

startSpeechRes

項目名
Name“startSpeechRes”
Return0

pauseSpeechRes

項目名
Name“pauseSpeechRes”
Return0

resumeSpeechRes

項目名
Name“resumeSpeechRes”
Return0

stopSpeechRes

項目名
Name“stopSpeechRes”
Return0

getSpeechStatusRes

項目名
Name“getSpeechStatusRes”
Return0(停止中)、1(発話中)、2(一時停止中)のいずれか

setDefaultStatusRes

項目名
Name“setDefaultStatusRes”
Return0

getDefaultStatusRes

項目名
Name“getDefaultStatusRes”
Return0
Language“0”:日本語、”1″:英語、”2″:中国語のいずれか
SpeakerID話者ID
Pitch音程高低(“50″~”200”)
Speed発話速度(“50″~”400”)
Volume発話音量(“0″~”500”)
Pause文章間ポーズ時間(“0″~”65535”)
CommaPauseカンマのポーズ時間(“0″~”65535”)

センサー関連

getSensorValueRes

項目名
Name“getSensorValueRes”
Return0
USS不定
IR赤外線センサ自体の温度と素子の値①~④、位置情報をコンマ区切り で格納。
TEM温度計の温度
HYG湿度計の湿度
LUX照度

startAccSensorRes

項目名
Name“startAccSensorRes”
Return0

stopAccSensorRes

項目名
Name“stopAccSensorRes”
Return0

setAccSensorRes

項目名
Name“setAccSensorRes”
Return0

getAccSensorStateRes

項目名
Name“getAccSensorStateRes”
Return0(停止中)又は1(動作中)

setAccSensorThresholdRes

項目名
Name“setAccSensorThresholdRes”
Return0

startLumSensorRes

項目名
Name“startLumSensorRes”
Return0

stopLumSensorRes

項目名
Name“stopLumSensorRes”
Return0

getLumSensorValueRes

項目名
Name“getLumSensorValueRes”
Return照度データ値

getLumSensorStateRes

項目名
Name“getLumSensorStateRes”
Return0(停止中)又は1(動作中)

cancelCommandRes

項目名
Name“cancelCommandRes”
Return0

音声認識関連

startSpeechRecognitionRes

項目名
Name“startSpeechRecognitionRes”
Return0

stopSpeechRecognitionRes

項目名
Name“stopSpeechRecognitionRes”
Return0

getSpeechRecognitionStatusRes

項目名
Name“getSpeechRecognitionStatusRes”
Return0(認識をしていない状態)、1(認識をを開始し発話を待っている状態)、2(発話を検知し認識動作中)のいずれか

readDictionaryRes

項目名
Name“readDictionaryRes”
Return0

freeDictionaryRes

項目名
Name“freeDictionaryRes”
Return0

addSpeechRecognitionRuleRes

項目名
Name“addSpeechRecognitionRuleRes”
Return0

deleteSpeechRecognitionRuleRes

項目名
Name“deleteSpeechRecognitionRuleRes”
Return0

カメラ関連

takePictureRes

項目名
Name“takePictureRes”
Return0
CaptureDataSize出力したバイト数
Filename出力したファイル名(フルパス)

deleteCaptureDataRes

項目名
Name“deleteCaptureDataRes”
Return0

startCapturingRes

項目名
Name“startCapturingRes”
Return0

stopCapturingRes

項目名
Name“stopCapturingRes”
Return0

getCaptureDataRes

項目名
Name“getCaptureDataRes”
Return0
CaptureDataSizeキャプチャデータのサイズ(バイト)

setCameraStatusRes

項目名
Name“setCameraStatusRes”
Return0

getCameraStatusRes

項目名
Name“getCameraStatusRes”
Return0

上記以外に、getCameraStatusのObjectで指定した項目が追加されます。

getOneShotCaptureDataRes

項目名
Name“getOneShotCaptureDataRes”
Return0
CaptureDataSizeキャプチャデータのサイズ(バイト)

顔検出関連

startFaceDetectionRes

項目名
Name“startFaceDetectionRes”
Return0

stopFaceDetectionRes

項目名
Name“stopFaceDetectionRes”
Return0

録音関連

startRecordingRes

項目名
Name“startRecordingRes”
Return0

stopRecordingRes

項目名
Name“stopRecordingRes”
Return0

deleteRecordingDataRes

項目名
Name“deleteRecordingDataRes”
Return0

getRecordingStatusRes

項目名
Name“getRecordingStatusRes”
Return0(アイドル)又は1(録音中)

setDefaultStatusRes

項目名
Name“setDefaultStatusRes”
Return0

上記以外にsetDefaultStatusで変更された項目が追加されます。

getDefaultStatusRes

項目名
Name“getDefaultStatusRes”
Return0

上記以外にgetDefaultStatusのObjectで指定された項目が追加されます。

再生関連

startPlayingRes

項目名
Name“startPlayingRes”
Return0

stopPlayingRes

項目名
Name“stopPlayingRes”
Return0

deleteWaveDataRes

項目名
Name“deleteWaveDataRes”
Return0

getPlayingStatusRes

項目名
Name“getPlayingStatusRes”
Return0(アイドル)又は1(再生中)

setDefaultStatusRes

項目名
Name“setDefaultStatusRes”
Return0

上記以外にsetDefaultStatusで変更された項目が追加されます。

getDefaultStatusRes

項目名
Name“getDefaultStatusRes”
Return0

上記以外にgetDefaultStatusのObjectで指定された項目が追加されます。

汎用モーション関連

startMotionRes

項目名
Name“startMotionRes”
Return0

stopMotionRes

項目名
Name“stopMotionRes”
Return0

イベント

共通項目

項目名
Nameレスポンス名称を指定するための文字列。レスポンス毎に異なる。
Type“Response”
Destination“Script”
Source“MotorController”(モーター関連)、”LEDController”(LED関連)、”SensorController”(センサー関連)、”SpeechRecognizer”(音声認識関連)、”CameraController”(カメラ関連)、”FaceDetection”(顔検出関連)のいずれか
Timeレスポンスの送信時刻を示す文字列。
フォーマットは YYYY-MM-DD hh:mm:ssとし、タイムゾーンは端末に従う。
例) Time=2012-03-05 13:00:00
Expirationイベントの有効期間(秒)を示す数値文字列
Priorityイベントに対する優先度を示す文字列。”higher”又は”normal”

モーター関連

moveFinish
(首振り動作(moveHead)が正常に終了した事を通知する)

項目名
Name“moveFinish”
MessageID対応する首振りコマンドの応答(moveHeadRes)で返されたMessageID

moveError
(首振り動作中(moveHead実行中)にエラーが発生したことを通知する)

項目名
Name“moveError”
MessageID対応する首振りコマンドの応答(moveHeadRes)で返されたMessageID

LED関連

earFinish
(耳 LED点灯動作が正常に終了したことを通知する)

項目名
Name“earFinish”
MessageID耳 指定のLEDの発光コマンドに対するturnLedOnResのMessageID

foreheadFinish
(額 LED点灯動作が正常に終了したことを通知する)

項目名
Name“foreheadFinish”
MessageID額 指定のLEDの発光コマンドに対するturnLedOnResのMessageID

cheekFinish
(頬 LED点灯動作が正常に終了したことを通知する)

項目名
Name“cheekFinish”
MessageID頬 指定のLEDの発光コマンドに対するturnLedOnResのMessageID

mouthFinish
(口 LED点灯動作が正常に終了したことを通知する)

項目名
Name“mouthFinish”
MessageID口 指定のLEDの発光コマンドに対するturnLedOnResのMessageID

chestFinish
(胸 LED点灯が正常に終了したことを通知する)

項目名
Name“chestFinish”
MessageID胸 指定のLEDの発光コマンドに対するturnLedOnResのMessageID

センサー関連

detectObjectIR
(赤外線センサで熱源物体を見つけたことを通知する)

項目名
Name“detectObjectIR”
Mode“DETECT”(熱源を検知した事を示す)、”LOST”(見失った事を示す)のいずれか
ObjectPos“Center”(中央)、”Left”(左)、”Right”(右)のいずれか。見失った場合は省略される。

detectButton
(足元にあるボタンが押されたことを通知する)

項目名
Name“detectButton”
Status“L”(左ボタン)、”C”(真ん中ボタン)、”R”(右ボタン)のいずれか

detectHeadButton
(頭スイッチが押されたことを通知する)

項目名
Name“detectHeadButton”
Priority“higher”

detectStepOut
(モータが脱調状態または位置不定状態になったことを通知する)

項目名
Name“detectStepOut”
LostPosition位置不定フラグ ”0″:未検知、”1″:検知 (縦と横のフラグのOR値)
LostControl脱調フラグ ”0″:未検知 1:検知 (縦と横のフラグの OR 値)

LostPosition と LostControl の両方が 0 のケースはありません(どちらかまたは両方が1)。
モータが脱調または位置不定を起こすのは主に次のようなケースです。
 ・動作中に頭スイッチを押して緊急停止させた
 ・加速度が大きすぎてモータが物理的に追従しなくなった

detectAccYaw
(加速度計センサによって揺れが検知された事、又は揺れがおさまった事を通知する)

項目名
Name“detectAccYaw”
Mode“DETECT”:加速度計センサから取得するXYZ軸加速度計測値の絶対値加算√(X^2+Y^2+Z^2)値が、閾値を所定回数上回った場合に通知します。
“LOST”:加速度計センサから取得するXYZ軸加速度計測値の絶対値加算√(X^2+Y^2+Z^2)値が、閾値を所定秒数期間連続して下回った場合に通知します。

音声認識関連

detectPhrase
(認識結果が得られたことおよび、認識結果を通知する)

項目名
Name“detectPhrase”
RuleNameルール名
Expression単語表記
Pronunciation単語読み

カメラ関連

capturingError
(エラーの発生を通知する)

項目名
Name“capturingError”
ErrorCodeエラーコード(負の値)

顔検出関連

detectFace
(顔を検出したことを通知する。連続検出している場合は、1度だけ発行する。)

項目名
Name“detectFace”
LeftEyePos検出した左目のピクセル座標を”X,Y”形式で示す。
(顔検出エンジンが検出した 1 件目のみ通知)
RightEyePos検出した右目のピクセル座標を”X,Y”形式で示す。
(顔検出エンジンが検出した 1 件目のみ通知)
Framesize“検出に用いた画像のピクセルサイズを”X,Y”形式で示す。
FacePos から画像の相対位置を判断するために使用する。
HeadPos検出時点のロボットの頭の向きを角度”Virtical,Horizontal”形式で示す。

undetectFace
(直前フレームまで検出していた顔が検出されなくなったことを通知する)

項目名
Name“undetectFace”